家庭事情


ちょっと重たい内容です

夫は今、失業中だ。
うつ病がひどくなったので、今年の10月いっぱいで会社を辞めた。
うつ病といっても、そんな深刻ではなく笑いもしない訳ではない。
おもしろいことがあれば笑うし、犬の散歩にも行くし、今はドラクエ8に夢中だ。
辞めた会社に勤めるのに精神的な限界がきてしまったのだ。
発端は、ひとつ前の会社でのことだった。
職種はプログラマおよびシステムエンジニアと考えてもらえばよい。
自社での仕事はほとんどなく、派遣先で仕事をするのが常だった。
数年前に派遣されていた先での仕事が非常に苦痛だったそうだ。
ちなみにここで仕事をした人は、夫だけでなくほぼ全員が精神に異常をきたしたそうだ。
労働環境が劣悪だったのだろう。
よく「意義のある仕事をしたい」と言っていた。
仕事を休みがちになった。
それで本社から「休まないように出勤するか、まとまった休みを取って休養するか」と判断をせまられた。夫は休職を選んだ。これが甘かった。
休職期間が明けて出勤すると、辞めるように言われた。
がーん。
退職理由が自己都合でなかったので、失業保険がすぐ出たけれど、生活は苦しくなった。
仕事もなかなか見つからなかった。
就職準備金(というのだっけ?)がおりるぎりぎりに、前の会社が採用してくれた。
ただ残念なことに、この会社の社風というか社長のポリシーが夫には合わなかった。
前の前の会社と同様、自社での仕事はほとんどなく、派遣というかたちで働いていた。
派遣先の労働環境がよければ休まず出勤していた。
契約が満了して自社に戻ると、休みがちになった。自社が大嫌いだった。
去年の10月の下旬、出勤途中に居眠り運転で大事故を起こした。
車は大破したが、幸い、相手の方も夫も軽傷で済んだ。
これをきっかけに、また休職することになった。
今度は休職期間が明けても、机がなくなるということはなかった。
以前と同様、派遣されているときはきちんと仕事をし、契約が満了して自社に戻ると休みがちになるという繰り返しになった。
精神状態が限界に達したらしく、また休職し、そのまま退職した。
先月、夫は39歳の誕生日を迎えたのだが、そのときこう言った。
「38歳はいい年じゃなかった。一番楽しかった思い出は熱海に旅行したことだ」
そう、去年休職したときに、平日に旅行に行けることはめったにないから静養のために旅行をしよう、と熱海に旅行に行ったのだ。
早く良くなってもらいたいので、本人の気持ちが明るくなるならと思ってまた旅行に行くことにした。
月曜から2泊で函館に行く。
オフシーズンの北海道は、パック旅行が信じられないくらい安い。
寒いのはがまんして、おいしいものを食べてこようというのが今回の趣旨。
またいい思い出をつくって、病気を治そう。


Posted: 土 - 12月 11, 2004 at 10:07 午前              

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