おじいちゃんのお見舞い


入院しているおじいちゃんのお見舞いに行ってきました。

父方のおじいちゃん。
94歳。
この春先に喘息による呼吸困難にて入院した。
その頃に一度お見舞いに行ったが、その時は自分でご飯も食べられたし、はっきりと会話もできた。
その後、いろいろあって、胃にガンもみつかって、こないだ危篤になって、おじいちゃんは完全に寝たきりになってしまった。
父たちきょうだいは集まって、次の「もしものとき」について話し合ったらしい。
延命装置は付けず、自然にまかせると。大往生。
7歳までおじいちゃんと同居していた私は、おじいちゃんの目の中に入って遊んでいたくらい、可愛がってもらった。
いや、いいオトナになっても、無理矢理目の中に入ったりも、した。
銀行の、花の本店営業部に配属させてもらったのに、コンピュータの方がいいと言って、電算センターに異動させてもらったり。
おはずかしい。
眼鏡をはずし、酸素マスクをしてベッドに横になったおじいちゃんは、とっても小さく見えた。
少しぼけも始まっているらしい。
「おじいちゃん、まりこだよ!」と声をかけると、「まりこか」と返事が返ってきた。
嬉しかった。
続いて、長野からかけつけた妹も「みほこだよ!」と言ったら、「うん」と答えた。
悲しいけれど、おじいちゃんがもう立って歩くことはないだろう。
うつらうつらと眠ったりして、どんな夢をみているのだろう。
どうか、安らかであってほしい。

Posted: 水 - 6月 9, 2004 at 10:40 午後              

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