れいちゃんが死んだ


今朝、庭で死んでいるれいちゃんを発見しました

ゆうべ遅くに、風呂場の窓かられいちゃんが出て行くのを見た。
それは特別なことではなく、普段からよくあることだったので私は気に留めなかった。
その晩のうちに戻ってくることもあれば、翌朝一番で戻ってくることもあった。
だけど今朝は、一向に戻って来なかった。それでも私は、別に心配もしなかった。朝一番で戻ってこないこともたまにあったから、そのうち戻ってくるだろうと思いながら、洗濯物を干していた。
干している最中、西側の庭に見慣れた猫が倒れているのが目に入った。
息をのんでかけよったところ、もう息がないのはすぐにわかった。
泥で汚れているので、洗濯物を干すのを中断して洗ってやることにした。
洗いながら体をあらためてみると、自分の牙で舌を噛んでいることがわかった。舌を完全に貫通していた。
そういえば、ゆうべベッドに入ってまもなく「ウギャア!」という鳴き声を聞いた。
れいちゃんが雄猫とけんかをしているのかと思って、夫が家に入れようと外に出たのだが、呼んでも来なかったのでそのまま寝てしまったのだった。
たぶん、発作を起こしたのではないだろうか。けいれんして自分で自分の舌を噛んでしまうような。
最期を看取ってやれなかったのが悔やまれる。
あるいは、発作を起こす前に呼んで家に入れてやればよかったのか?
正直なところ、私にはわからない。
れいちゃんは、夫と暮らし始めて3ヶ月を過ぎた頃飼い始めた猫なので、私にとって夫との結婚生活の象徴的存在といえる。私の中では夫とペアで存在しているのである。
居て当たり前の存在だった。
いつかいなくなるっことは頭ではわかっていたが、いなくなった後の生活はまるで想像できなかった。
その時が来てしまったんだなあ。
ものすごく重大な事件なのに、涙が出ない。
ものすごくさみしいけれど、そんなに悲しくない。
それは、悔いのない愛し方をしたからだと思う。
今年の夏で12歳になるところだったれいちゃん。
ありがとう。きみのおかげでしあわせな時間をもてたよ。大切な大切な宝物だよ。
天国に先に行っててね。
おっと、涙が出てしまった。

Posted: 水 - 2月 4, 2004 at 11:38 午後              

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