トゥー・ブラザーズ


トゥー・ブラザーズ を観ました。

■ジャン=ジャッック・アノー監督

■2004年9月18日公開
■日本ヘラルド映画
■イギリス・フランス
1920年代のカンボジア、アンコールワットで虎の兄弟が誕生する。父虎が射殺され、母虎と弟虎は人間の罠にかかり兄弟は離れ離れに。


兄のクマルは、遺跡発掘人兼ハンターのマクローリーによってジャングルから連れ出されるが、めぐりめぐってサーカスに売られてしまう。
弟のサンガは一時行政官の息子のペットとなるが、やがて王室の動物園に収容されてしまう。
1年後、思いもかけない偶然で兄弟は再会する。

まず、虎という猛獣を使ってこんな複雑なストーリーを撮ることができたことに感動した。
ウチは猫3匹に犬を2匹飼っているが、躾もなっていないのだろうが、思った通りに行動してくれない。
だから、動物を使って映画仕立てにするということに素直に感動してしまうのだ。しかも猛獣なんて。
それから、物語序盤の仔虎の愛くるしさといったら!おぼつかない足取り、甘えた鳴き声、2匹でじゃれる姿。どれをとっても頬がゆるんでしまう。
1年後の成長した美しい肢体にもほれぼれする。
猛獣って美しい。
偶然の再会のシーンは、はらはらさせられた。
これ以上はネタばれになるのでこれでおしまいです。

こういう映画を観ると、野生と人間の距離って難しいなと思う。



Posted: 水 - 3月 9, 2005 at 11:31 午後              

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