チャーリーとチョコレート工場



■ティム・バートン 監督

■ジョニー・デップ 主演
■ロアルド・ダール 原作
■2005年
■ワーナーエンターテイメント
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チャーリー・バケット少年の家の貧しさといったらそれはもう大変なものでした。
今にも壊れそうな小さな家に失業中の父、母、寝たきりの祖父母が二組。
夕食といえば限りなく水に近いキャベツスープだけ。
しかも日曜日以外はおかわりもできません。それでもチャーリーは幸せでした。
そんなチャーリーの家のすぐそばに大きなチョコレート工場がありました。

ここ15年間というもの工場の門は閉ざされ中に入った人も出てきた人もいないのに、
世界的ヒット商品を毎日出荷し続ける謎のチョコレート工場。
ある日、驚くべきニュースが世界中を駆け巡りました。
「ウォンカの工場ついに公開!幸運な5人の子供たちに見学を許す」。
ウォンカ製のチョコレートに入った”ゴールデン・チケット”を引き当てた5人の子供とその保護者を特別に工場に招待すると、工場主のウィリー・ウォンカ氏が異例の声明を発表したのです。
世界中が目の色を変える中、次々と発表される当選者たち。
食い意地でパンパンに膨らんだ肥満少年。
癇癪もちで大金持ちのわがまま娘。
賞を獲得することに執念を燃やす賞獲り娘。
頭のよさをひけらかすゲームオタクの少年。
残りのチケットはあと1枚。
年に1度誕生日のときしかチョコレートを買ってもらえないチャーリーが当たる可能性は、
夕食のキャベツスープよりも薄いものでした。
ところが、道端で拾ったお金が幸運を呼び、最後の1枚がチャーリーの手元に転がり込んできたのです。
寝たきりの祖父母の1人で、昔ウォンカの工場で働いていたという輝かしい過去を持つジョーおじいちゃんは、当選の知らせに突如生き返ったようにベッドからはね起き、チャーリーにつきそうことになりました。
さて、いよいよ工場見学の日。ジョーおじいちゃんとチャーリー、そして4組の親子を出迎えたのは、
15年も工場に引きこもっていた伝説の工場主ウィリー・ウォンカその人でした。
前髪が揃ったおかっぱ頭にシルクハットをかぶり、歓迎用の笑顔を青白い顔に貼り付けたウォンカ氏に導かれ、一同が目にした光景は---。工場を流れるチョコレートの川、ねじれたキャンディでできた木、
砂糖菓子の舟、そこで働くウンパ・ルンパたち・・・。誰もがつばを飲み、目を見張る極彩色のミラクル・ワールドで、時代遅れのスラングを連発しながら嬉々として自慢の工場を案内するウォンカ氏が時々遠い目をするのはなぜ?
そして個性的すぎる5人の子供たちを待ち受けているそれぞれの運命とは-----!?

おとぎ話そのものでした。
最初から最後までワクワクしながら観ました。
原作に忠実に作ったということでしたが、期待を裏切りませんでした。
こどもっぽいウォンカさんを演じたジョニー・デップ最高。
チャーリー役のフレディー・ハイモアくんも可愛い〜。
ジョーおじいちゃん役のデイヴィッド・ケリーもとってもチャーミング。
この映画を観ながら、私はガーナを2枚も食べてしまいました。
いつものチョコレートがいっそうおいしく感じました。
明日こそ、ボンボン・オー・ショコラとオランジェットをつくろうっと。

Posted: 土 - 2月 4, 2006 at 11:18 午後              

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