魂萌え!



■桐野夏生

■毎日新聞社
■2005年4月初版発行
■1700円(税別)
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図書館で26人待ちでした。
人気があるからおもしろいということもないでしょうが、やはり評判にたがわず、
すっごくおもしろかったです。
ここのところ読書ペースが落ちているのですが、477ページのこの分厚い本を
イッキに一日で読んでしまいました。
主人公は59歳の、夫を心臓麻痺で突然亡くしてしまった平凡な専業主婦。
夫も平凡でどこにでもいるような定年退職した元サラリーマンだったはずなのですが、
死後に重大な秘密が露見して・・・。
平凡な生活が一転して、悩み事満載の毎日に。
それだけでなく、私にもそう遠くない未来にやってくる「老い」について、
ふかくふかあく考えさせられました。
この人の本は初めて読んだのですが、すっごく上手ですね。
さすが賞をたくさん獲ってるだけはある・・・。
会話が続く場面では、登場人物がしゃべってる情景が生き生きと目に浮かぶ。
とってもリアル。

若い人のエネルギーを感じて生きるのは楽しいことなのだ。(本文より)

ここを読んで、町内会の同じ班の私より年上のおばさんたちが、ひつこくひつこく
私をいろんなことに誘う理由がわかりましたね。
年寄りだけで集まっていてもつまんないってことなんでしょう。
なるほどね。

いやー、読みごたえがありました。
26人も待った甲斐があったことだよ。

Posted: 土 - 1月 7, 2006 at 06:11 午後              

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