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THE MARICO OF MARIKO
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Total entries in this category: Published On: 3 03, 2007 07:27 午前
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愛情日誌誰かを好きになって、この人と一緒に生きて行こうと決め、結婚して共に暮らし、子供を産んだ。
幸せだけど、自分は「妻」と「母」に、彼は「夫」と「父」になってしまった。 本書は、恋人同士が夫婦になり、家族になる過程で多くの人が感じる、巧く言葉にできない気持ちを描いた短編小説。 仕事と家事、子育てに追われる暮らしの中で、すっかりうるおいをなくしてしまった豊子に、 夫の明彦がある誘いをもちかける「おでかけ」とその後のふたりの日々を綴った「愛情日誌」 ほか、一編の短編が収録されています。 何気ない言動にさえ、ドキドキしていた「恋」の時間を過ぎたその先の長い長い日常に、 ちょっと疲れてしまったとき、ぜひ一読してみてください。 「愛しい」という言葉の意味を、再確認してくれることでしょう。 (La 3月号より 書評:藤田香織 ) どうしてもあらすじをまとめることができなかったので、この本を読もうと思った きっかけとなった書評をまるまる引用させて頂きました。 ダメだなあ、私。すっかりおバカになった。(以前賢かったという訳ではないが) 藤田香織さんの書評が上手なのでしょう、ものすごく期待して読みました。 そしたら、期待していたのとちょっと違ってました。 あんまりおもしろくなかったんですよ。 やっぱり、私がこどもを産んでいないっていうのが、共感できなかった一番の要因だと思う。 豊子は、いったい自分は「母」をやれるのだろうかと心配していたが、いざ母親になったら 「全自動」のスイッチが入って、赤ん坊が一声泣くと目が覚めて、もっと寝ていたいと 思っても体がむっくり起きるようになった。 こんなことは、経験した人にしかわからない。 でも、それ以外の部分、明彦とのスタンスや体の衰えへの嘆き、などなど、そうだよなあ、 と共感することもありました。 心の機微は、とても丁寧に描かれていると思います。 3編収められていて、そのうち1編は別の話なのですが、これは何が言いたいのか よくわかりませんでした。(やっぱり私、おバカ?) 感受性は鈍ってきてると思う。 昔は、涙腺もめちゃめちゃゆるかったし、この本にももっと惹きつけられて読んだと思う。 以前、夫の友達に「嫁さんにちょっと本でも読ませたいんだけど」と相談されたことが あります。家で映画なんか観ていても、すごくいいところで「お風呂汲んでくる」と席を 立ってしまったりするので、もうちょっと感じる心を養ってもらいたいと言うのです。 で、私は、庄野英二さんの「星の牧場 」という本を貸しました。 でもね、今は、私も彼の奥さんと同じになっていると思う。 文化よりも生活なんですよ。そっちの方がプライオリティが高くなってしまった。 それって、主婦としては優秀かもしれないけれど、女として、人間として、 さみしいことだと思うのでした。 Posted: 火 - 3月 28, 2006 at 09:55 午後 ☆1年前はこんなこと書いてました☆ ☆2年前はこんなこと書いてました☆ ☆3年前はこんなこと書いてました☆
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