イルカ



■よしもとばなな

■文藝春秋
■2006年3月初版発行
■1267円(税別)
Amazon


五郎には10歳以上年上の、つきあいの長い恋人がいたけれども、私は五郎の弱さは理解できると思ったのだ。片棒をかついであげよう、ちょっと袋小路に入っているその人生をなぐさめてあげよう・・・もちろん彼のためではなく、私の欲望のために。そう思った。それでその夜、五郎と寝たのだった。あのまま家に帰るなんて、そんなことはありえないと思ったからだ。ふたりの化学反応は止められないところまで来ていた。

それぞれの情景を思い浮かべながら、すんなりと気持ち良く読めました。
主人公キミコの、シンプルで素直な生き方に惹かれました。
こういう本を読むと、こどもを持つことについてまた迷いが出るんだよなあ。
妊娠っておもしろそうだし、自分のこどもっていうのもとっても興味がある。
だけど、ものごころついてからの接し方に自信がないんです。
もともとこどもってあんまり好きじゃないし。
なのに、妊娠・出産・乳飲み子の育児にこんなに興味があるのはなぜ(笑)




Posted: 日 - 5月 28, 2006 at 08:14 午後              

☆1年前はこんなこと書いてました☆
☆2年前はこんなこと書いてました☆
☆3年前はこんなこと書いてました☆