涼しげということ


夏に着物を着なくなって数年が経ちました。

いつごろから夏に着物を着なくなったのでしょう。
はい、それは太り始めてからです(涙)
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これは6年ぐらい前、N井くんと浅草のほおずき市に行ったときに撮ってもらった写真です。
思えば三十代半ばまでは、活気に満ちた日々だったなあ。
自分で浴衣も縫ったし、サマーウールも縫ったのですよ!
写真の着物は母に縫ってもらったものですが。
私は着物に夢中だったのです。
ロックコンサートにも着物を着ていって、「今日のゲストはオマエだあ!」と
ステージに上げられちゃったこともあり、
東欧に旅行したときには、スーツケースに小紋をしのばせていって
朝レストランでパンやソーセージ、コーヒーなど取ってテーブルに着いたら
レストラン中の人が私を見てた。なんてこともありました。
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銀塩写真しか残っていないのですが、5年前(だったかな?)、着物を着て
海の日にデートをしたことがありました。
待ち合わせの場所に現れた王子Bは、私を見るとこう言いました。
「涼しそうだね」
私は王子Bの感性をすばらしいと思いましたね。
実際は涼しいどころではなく、ガーゼの肌着、長襦袢、着物と重ね着をした上、
帯を締めている訳ですから、ふうふう言いたくなるくらい暑いんです。
でも私は気合いで涼しげな顔をしているのです。それがおしゃれってもんでしょう。
などと言えない日々をおくっている、毎日Tシャツと短パンの私なのでした。
たまには窮屈な思いをしなくちゃ、女も終わりになっちゃうよう。


Posted: 日 - 7月 24, 2005 at 11:29 午後              

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