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THE MARICO OF MARIKO
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Total entries in this category: Published On: 3 03, 2007 07:27 午前
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COOKING私が初めてキッチンに立ったとき、それは小学校3年生の頃だったと思います。
その頃、私は両親と妹と弟の5人家族で2Kの小さな借家に住んでいました。
もちろん、キッチンも狭くて、並んで立つのはせいぜいふたりまでって感じでした。 初めてつくった料理がなんだったのか、覚えていません。 いつのまにか、毎日母を手伝っていました。 正直言って、あまり楽しいことではありませんでした。 上げ膳据膳してもらって甘やかされている、よその家の子どもが羨ましかったです。 なんで、私のお母さんはこんなに厳しいんだろう? そう思いながら、料理をつくっていました。(もちろん洗い物は私の仕事でした) 豚肉の生姜焼き、トンカツ、野菜炒め、カレー、ぎょうざ、天ぷら、スパゲッティ・・・。 こうやって、一般的なおかずのつくり方を覚えていきました。 おかげで、塩や砂糖、酒、醤油をどれくらい入れたらいいのか、 たいていの料理はわかるようになりました。 今では母に感謝しています。 料理ができない人間に、手取り足取り教えるのはとてもめんどうです。 自分でやってしまった方が、はっきり言ってラクです。 でも、母は根気よく私を躾けてくれました。 高校のとき、茶道部の合宿で、カレーをつくることになりました。 下級生が買い出しに行ったのですが、買ってきたものを見て私は驚きました。 全部で10数人いるというのに、肉を200グラムくらいしか買ってこなかったのです。 しかも、その子は「これ、書いてきたんですよ」と言って1枚の紙切れを取り出しました。 それには、カレーのつくり方が書いてあったのです! 私は思わず「あなた、カレーのつくり方も知らないの?」と言ってしまいそうになりました。 高校生にもなって、カレーもつくれないなんて! 分量もわからないなんて! 恥ずかしい! 中学生の頃から、お菓子をつくるようになりました。 家はとても貧乏でしたが、母は、お菓子作りの道具や材料は、惜しまず買ってくれました。 感謝しています。 その頃買ってもらった錫のスポンジケーキ型は、今でも持っています。 今の私があるのは、すべて母のおかげなのです。 Posted: 金 - 8月 18, 2006 at 12:20 午後 ☆1年前はこんなこと書いてました☆ ☆2年前はこんなこと書いてました☆ ☆3年前はこんなこと書いてました☆
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