かたちあるものよりも


大河ドラマ「義経 」をみて思ったこと。

今日は、義経の思い人・静が鎌倉を去る挿話がありました。
最後の夜、ふたりは笛を合奏し、語り合います。
義経が「なにか思い出になるものをあげたいが、なにもない」と申し訳なさそうに言います。
静は「いつか『都に帰って欲しくない』と申されたのはまことで?」と訊きます。
義経は「まことじゃ」と答えます。
すると静は「その言葉だけを胸に生きてゆきます」と言います。
私は、静の気持ちが痛いほど身にしみました。
たいせつに、たいせつに守っていく人の思い。
どんな高価な贈り物よりも光り輝いて、その人の人生を豊かにするのです。

Posted: 日 - 5月 1, 2005 at 10:41 午後              

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