マナ島夢日記

3月15日(出発前夜)

 出発前日。今日は会社がある。
 が、仕事が引けた後、レンタルしたスーツケースをデパートが閉まる前に取りにゆかねば、今回の海外旅行が成立しなくなってしまう。
 間にあった。が、カラとはいえ、サムソナイトのスーツケースふたつはやたらかさぱる。それに重い。それなのに、駐車場にたどり着く前に薬局で洗顔クリームなど買ってしまう。年増女は強し。
 家について、ゆうげを囲んだのち衣類などをスーツケースに詰め始める。 
 そして、ダイビングの機材が壊れているのに気がつく。空気を入れたり抜いたりするチョッキ(BCDジャケットという)のボタンが錆びついてしまったのである。
 自分で直そうとしたが直せない(当たり前だって)。やけくそになってクレ556をたっぷりぶっかけて様子を見ることにする。持っていくかどうか悩む。
 「潜ルンです(『写ルンです』専用の水中ハウジング)」が、いつのまにか今売られている「写ルンです」に使えなくなっていることにショックを受ける。それなのに、とりあえずスーケースに詰めてしまう私の悲しいサガ。
 私は翌朝から休暇だが、夫は翌日半休で午前中は会社に行くという。
 あまり夜更かしをすると遅刻してしまうので(そりゃ、私のことだって)ほどほどにして寝る。

翌日へ