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被災ダイアリーズ vol.2

えーと、基本的に、加筆・修正はしません。

思い出せたことを、できるだけ時間軸に沿って書く、それが第一の目標です。

で、vol.2は、3月11日の番外編です。いきなり。すみません。

今回の地震に遭った中で、ツイていたことです。

私は、1月28日に出戻って引っ越してきたのですが、すでに前の家で結婚生活を送っていた時点で、心身ともにかなり疲弊していました。
そこに、無理が幾重にも重なった引っ越しを強行したのと、やはり、離婚・引っ越しはさらに私にダメージを与え、2月は私にとって存在しなかったも同然でした。
2月の下旬あたりに、やっと食事の後片づけを母と代わることができるようになっていました。

でも、体調は波があり、突然廃人化したり、抵抗力が落ちているのですぐ風邪をひいたり、汚い話ですが、お風呂に入らない日は多かったです。

地震の前の日まで数日寝込んでいて、前日に私は数日ぶりにお風呂に入っていました。
よかったです。ラッキーなタイミングでした。
地震以来、1週間、お風呂に入れませんでしたから。

そして、引っ越しの後片づけをだらだらとしていたおかげで、玄関にキャンプ道具が置きっぱなしになっていました。
普通の家は、玄関にキャンプ道具は置いていないでしょう。
普段のわが家だってそうです。
ラッキーでした。
その道具の中から引っ張り出した、LEDヘッドライトは大変重宝しました。

それから、前日に、大量にペットフードを買い込んでいました。
買い占め行為ではなく、カスミが全品1割引だったので、引っ越しでストレスを与えている犬猫に、ちょっとだけおいしいフードをたまにあげて許してもらおう、と、パウチや缶詰めといった、ウェットフード(ドライフードよりも高い)ばかり買っていたのもラッキーだったと思います。
引っ越しどころではないストレスを与え続けることになるので、ご褒美フードをたくさん買っていたことは、心に余裕をもてる一因となりました。

なぜか、通帳と印鑑をきちんと整理して、容易に取れるところにしまってありました。

常用薬(血圧、コレステロール、メンタル関係)を入れた箱が、落ちずにぽつんと棚に残されていました。
「ここにありますよ、取ってください」といわんばかりに。

これぐらいですかね。

思い出したら、また唐突に書きます。

自転車でスーパーに買い物に行った母は、お店について自転車をおりたところで地震が来たそうです。
大きなショッピングセンターが、すごい音を立てて揺れていたそうです。
靴屋さんの店長さんが飛び出してきて、駐車場に植えてある木につかまったので、母もそれに倣って木につかまってしのいだと言っていました。

母は後で「もうちょっと早く行っていれば、食料品を買えたのに」と悔いていましたが、私は逆に、あの日「徹子の部屋」を観なかったら、自室で本棚の下敷きになっていたかもしれない、と思いました。
高田純次さんは、命の恩人と言えるでしょう。
でも、もうちょっとで洗い物が終わるところだったので、それは残念でした。
シンクが片づいていないと、他のところで心のたるみが出るような気がしますから。母もそう言っていました。

あと、お醤油。

今回の震災での、私の最大の汚点です。

あれ以来、液体には必ず蓋を!が母と私の合言葉になりました。

<眠くなって脳みそがつるつるになってきたので、続く>