1999.6月

6月25日(金)

 公民館で着付同好会のお稽古会。
 ピンク地に大きく白い百合の花が描かれているサマーウールを着る。去年、おかあさんに手伝ってもらって自分で縫ったものだ。
 せっせと着ていると、年配の方々が「いいわねえ。若いお嬢さんがきちんとキモノを着てねえ。」とため息をついた。「そんなに若くないんですよ」と笑って34歳だと告げると「まあ。でも独身でしょう?」と言われた。
 うーん、たしかに私ぐらいのトシの既婚者は、ちゃらちゃらとキモノなんか(しかも夏物)着ないかもなあ。
 いいのよいいの。だって、好きなんだもーん。

6月19日(土)

 筑波大学のアメフトチーム「エクスカリバーズ」の試合を見に行く。
 場所は大井第2球場。浜松町で今日のエスコート役N井くんと待ち合わせ。
 キックオフの10分前に着いた。と思ったら、見慣れたグリーンのユニフォームがグラウンドでプレイしている。
 がーん。
 カンチガイ。
 着いた途端に試合は終わっていた(泣)
 N井くんに「楽しみにしてたのに」と言われてしまった。うーん、ごめんなさい。
 浜松町駅で軽く食事をし、買い物につきあってもらう。椅子のついたリュックをふたつ買う。お金を払って品物を受け取り、私は思わず「あ」と言った。「そんなつもりじゃなかったんだけど....」N井くんは、ものすごく紳士でまるで誇り高いナイトのような人なのだ。当たり前のように買ったものを持ってくれた。
 なんて、なんて頼りになるN井くん。
 自由が丘に移動。親友Cに逢う用事があるのだ。N井くんに、いかに親友Cが豪快な女性であるか、電車に乗っている間力説した。駅の近くのファーストキッチンでお茶を飲む。CはN井くんの名前を聞いて驚いていた。スーパースターとフルネーム音が同じなのだ。
 別れた後、「どんなすごい人かと思ってたけど、そうでもないじゃないですか」と笑われた。今日のCはしらふだったからなあ。お酒が入るとスゴイんだけど。
 その後、原宿の「STUDIO DEVIES」でお芝居を観た。小林宏史さん主演の「at my pharmacy」とても叙情的なお芝居だった。終幕後、小林さんに挨拶することができた。なんと小林さんは、私のことを親友Sから聞いて知っていてくれたのである。カンゲキ!(シャレではない)
 そのままスタジオの隣のカフェで食事をした。私はパスタ、N井くんはピザ。
 カフェを出て、N井くんとぶらぶら歩く。
 もう一軒行こうか、と感じのよさそうなカフェに入り、ピーチリキュールの入ったアイスティーを飲んだ。すんごく甘い。「甘いよね〜」と言いつつ、マックの話をした。マックを愛してる人とマックの話をするのは、とてもとてもスイートで、まるで大切な宝物についてのあこがれを話しているようだ。
 終電の時間になってしまったので、N井くんと駅で別れて家路についた。

6月10日(木)

 日付が変わった頃、メールをもらった。

 Happy Birthday というタイトルで、「真理子さん、お誕生日おめでとう!」と始まっているメール。

 すごくすごく、嬉しかった。

 さて、夜はなんと「時空」というニューハーフパブに行ってしまった。
 おねえさん(♂)たちにハッピーバースデイを歌ってもらい、両頬にキスをされた。
 すっごくいい一年になりそう(泣笑)

6月9日(水)

 椎名誠さんの写真展「南洋犬座(なんよういぬずわり)」を見に行く。
 場所は有楽町阪急。
 せっかくなので、パパスで父の日のプレゼントを買った。父にも義父にもパナマ帽。
 教訓。
 帽子は一度にふたつ買わないほうがいい。
 大きな包みを抱えて会場へ。今回はトークショーも当たっているのだ。
 アイスティーを飲みながら椎名さんのお話を聞く。
 終了後、会場で椎名さんに声をかけた。
「明日、私、誕生日なんですよ」
「ほう。いくつになったんだ?」
「....34歳でーす」
 その後、いつもつるんでいるメンバーで飲んだ。

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