1999.7月

7月30日(金)

 新宿で飲み会。
 椎名誠さんの読者MLのオフ会なのだが、最近はだれかがどこかに出張すると現地の人が「歓迎!」なんつって集まって飲み会ばっかりやってるようなのだ。しかも、ヘンな慣習ができつつあるようなのである。それは、かぶりものをして百面相をし、デジカメでその顔を収めるということ。しかも、それをウェブで公開しているのである。
 なんともおバカな集団である。
 案の定、今日も「モヒカン」のかつらが登場。
 みんな喜々としてそれをかぶる。変身願望が強い人がたまたま集まってしまったのだろうか?
 二次会に移動する途中、新宿二丁目で絵に描いたようなオカマとすれ違い、目が点になった。
 池林房で楽しんでいると、弁護士の木村晋介氏が突然現れた。
 親友Sが「よろしかったらいらしてね」と連絡しておいたらしい。
 みんな大喜び。よかったよかった。

7月24日(土)

 阿字ケ浦に海水浴に行った。
 私、夫、妹夫婦、犬2匹。
 犬を連れて海に入ったら、監視員に「あのう、犬は入れないでください」と言われてしまった。なんで?プライベートビーチでもないのに。
 私はいったい海が好きだ!
 夜は私の実家に行き、家族3組でにぎやかに夕げを囲んだ。
 オールスターを見て盛り上がる。

7月23日(金)

 「叫ぶ詩人の会」のコンサート。
 ドリアンさんに「この人はおれたちのライブにゆかたとかキモノで来るんだよ」と言わしめた私であるが、今年は気を抜いてだらっとしたワンピースで行った。
 頭の中が真空になりそうなくらい叫ぶ(私が)。キモチいい〜!
 終了後、MLのメンバー数人で「ネブラスカ」に行った。
 すでにカウンターだけの店内はいっぱいだったので「ファミレスに行きましょう」と提案したら、マスターが「上、どうぞ」と言ってくれた。階段を登って入ったそこは、なんと「住居」であった(笑)。勝手に座布団を出し、ちゃぶ台を囲んだ。
 高校3年のYくんにお母さんから電話が入る。そのとなりで、らっぱ飲みをしているビールびんを笛にして「ぼーっ、ぼーっ」と吹いてみんなを慌てさせたのは私である。
 

7月19日(日)

 夫と有楽町マリオンまで「スター・ウォーズ」を見に行った。
 切符を買うとき「最前列になりますがよろしいですか?」と聞かれたが、待つのはいやなので承知する。かなり左寄りの席になってしまったが、なんとか座れたのでほっとした。
 以前、M岡くんとM田くんといちばん好きな映画という話をしたとき、私は「スター・ウォーズ!」と答えてふたりに笑われたことがある。「変わってる」と言われたが、なぜ?
 とにかく大好きなのだ!いいじゃんいいじゃん。
 ポッド・レースのシーンにめちゃめちゃしびれた。
 夕飯は新宿で熊本ラーメンを食べた。

7月17日(土)

 栃木県佐野市に住んでいる妹のところに泊まりに行く。
 夫が大学時代の同窓会で留守にするそうなので、久しぶりに姉妹でゆっくり過ごす。
 私の一番の親友は、こどもの頃からこの妹である。
 

7月10日(土)

 浅草のほおずき市に行った。
 今日のエスコート役はふたたびN井くん。
 新調した夏の着物を着た。というか、その着物を着たくてこの日約束したのだ。ベージュ地に茶色の矢絣模様。N井くんは午前中休日出勤だったのでスーツ。合うといえば合う組み合わせのふたり。
 上野駅の浅草口で待ち合わせ、銀座線にのって浅草へ。
 駅についてびっくり。
 すんごい、人、人、人。
 おそるべし、ほおずき市。
 まず、お昼ご飯を食べた。人波に流されながら、お寿司と稲庭うどんがセットになったメニューがあるお店に行く。以前、行ったことがあり、そのときおいしかったのでそこに行こうと思ったのだ。満席でちょっと待った。やはりおいしかった。
 午後から雨が降るという天気予報だったので、仲見世で晴雨兼用傘を買う。純白地に紺の10センチくらいの縁取りがある、けっこうめずらしいデザイン。
 「ちょっと見ていい?」とN井くんに待ってもらって買ったのだが、お店から出てくると「買っちゃったんですか?」と驚かれた。「雨が降ってからでいいのに。」雨が降ってから間に合わせでビニール傘を買うのがイヤだから、ここですてきなのを買ったのよ。そう言うと、「ま、傘を買うと雨って降らないから。このまま晴れてたら真理子さんのおかげですね。」なんて憎まれ口をたたかれた。いいのよいいの。ふん。
 浅草の街並みを眺めながら、しばらく歩き続けた。
 途中、どう見ても「前はお寿司屋さんでした」という
店構えの喫茶店があった。面白いので、お店の前に立ってデジカメで写真を撮ってもらう。そしたら戸が開いてお店の人が出てきてしまったのである。思わず笑ってしまった。
 歩き疲れたし、暑いし、ひと休みしたいのだが、ほおずき市の影響か喫茶店はどこもいっぱいだった。やっと一軒見つけて入ったら、異様に混んでいて落ち着かないことこの上ない。早々に店を出る。
 ホテルのラウンジなら、と、遠目に見えたホテルを目指して入って私たちが見たものは・・・・。
 大きな荷物を持った家族連れでぎっしりと埋まったロビー、走り回るコドモ、レストランの順番待ちで股を広げて椅子に座っているおばさんの列。まるで上野駅の出店だ。
 「どうして浅草ってこうなんですか」N井くんは、その光景を見た瞬間きびすを返してそう言った。私は笑いながら後を追った。
 空いてて涼しい喫茶店を見つけ、やっとひと息ついた。
 しばらくそこでおしゃべりをし、上野駅で別れた。

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