先月、NHKゆうどきネットワークという番組でデーブ大久保さんの特集を観ました。
彼は4歳でお父さんを亡くしたそうです。
デーブもさみしかったと思いますが、お母さんはものすごく苦労したそうです。
ある夜、お母さんはふたりの息子をクルマに乗せて大洗海岸に向かいました。
そしてこう言ったそうです。
「このまま車で海に落っこちて死ぬのと、うちに帰って死ぬのと、どっちがいい?」
小学生だったデーブは必死でお母さんを説得し、踏みとどまらせ、家に帰ってこう告げました。
「将来プロ野球選手になって、楽をさせてあげるから」
それ以来、お母さんはその言葉を信じ、デーブのすべての打席を、命をかけて応援したそうです。
私、感動してじゃあじゃあ泣いてしまいました。
最後に彼はこう言っていました。
「こどもが壮大な夢を語っても、けして『そんな夢物語なんて見るな』なんて言うもんじゃない」と。