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悩みは尽きない part2

今日は、ボタンが数個陥没してしまったリモコンをチェックしに、東芝のサービスマンが来訪してくれるので、ごちゃごちゃと床を這っている同軸ケーブルとLANケーブルを、天井と壁の角にステープラーで留める作業に朝からいそしんでました。

1時から4時の間でよろしいでしょうか?という電話が入っていたので、何の予定もない私は「はい、大丈夫です」と答え、作業に没頭していたのです。

しかし、これが予想以上の重労働というか、作業難航。
とんかちが打ちづらいんですよ。
汗だくになって、とんとんやっていると父がやってきてこう言いました。

「3時20分に家を出て、市役所前まで送ってくれるかな?」

えっ!

4時から飲み会があると聞いていたけど、だったら、昨日ゆってよ!お父さん!

なんとか、時間調整を頼んでみると返事をして、必死でカスタマーセンターの電話番号のメモを探しました(必要なくなったと思って捨てたかもしれなかったので)。

やっとこさ見つけ、電話し、もし3時に来られないようだったら、4時半以降に来てくれるよう連絡してもらえることになりました。

ふう。

そして、やっとステープラー張りが終わり、自分を洗うか、床を掃除するか迷って、とりあえず制汗スプレーとコロンを振って、シャンプーだけしようとして脱衣所に入ったところで、チャイムが。
東芝のサービスマンの方でした。

ふえーん。

どうして、部屋も自分もこきたないときに限って、エンジニアの方が来るんだろう。
こないだのホリエさんのときもそうだったし。
私はそういう星のもとに生まれたのか?

リモコンは、ボタンが陥没したのではなく、筐体が少し開いてしまったので、ボタンがフラットになってしまっていたのでした。
筐体が開いてしまったのは、何らかの衝撃を受けたのが原因、と。
確かに、落としたことはあるけど…。

でも、なにしろ買ったばっかりなので(4月に購入)、特別に無償交換してもらえました。
よかった〜。

バッファロー吾郎の木村くん似のサービスマンに、つべたい缶コーヒーを差し上げて、お礼を言いました。

そして父を送り、母とご飯を食べ、お茶を飲んでいたら、父からカエルから迎えに来てコールが。
バスで帰ると言っていたのですが、迎えに行くよ。と言っておいたのです。せめてもの親孝行ですから。
父ははっきりと「降ろしてもらったお店の前に」と言ったのですが、思ったより渋滞していて、居酒屋に着いたのですが、父の姿はありません。
念のため、お店に入り「『道の会』の皆さんは全員帰られましたか?」と聞いたら、はい、お帰りになりました。と。
もしかして待ち切れなくてバスで帰った?と、家に電話したら(父はケータイを持って出るのを忘れていた)、母が出て「お父さんから電話があって、文化センターの交差点にあるラーメン屋さんの前にいるって」

なんですと?

水戸はすっかり変わってしまい、車を運転するのもびくびくしているのですが、そのラーメン屋さんは、幸運にも覚えていました。

お店に着いて、中に入ると、父の姿はありません。

「燕脂色のベストを着たおじいちゃんが来ませんでしたか?」

と、店員さんに聞いていると、外で手を振っている父が目に入りました。

「あ、居ました居ました、すみません。中で食べてると思ってました」

と謝って外に出ると、父はなんとこう言ったのです。

「真理子じゃないか。早かったな」

なんですと?

家に着いて母と話したら、父はなんと「真理子は行き先も知らずに家を出たのか?」と母に言ったそうです。
つまり、最初に「降ろしてもらったお店の前に」と私に電話したことを忘れているのです。

・・・。

やっぱり、認知症予防(?)のお薬、のんで。お父さん。
お酒をやめるか、お薬をのむか、お医者様に言われたそうですが、どっちもイヤだという結論で帰ってきたそうなのです。
でも、検査は難なくパスしてしまうそうなのです。
だって、元・教員の父にとっては、書類作成が主な仕事だったもの。
文章を書かせる検査なんて、父にとっては屁のカッパですよ。

「どこがボケてるんですか?」的なことも言われたそうです。

最近は、お酒を飲むと失態も多くなっているらしく、しらふのときも???なので、私としては、さみしいんですよ。

頼もしかった父が、もうろくしていくのが。

老いって、せつない。

私もね。