もともと議論というものが好きでなかったのと(なのに、短大のゼミでは『ディベート原論』なんて勉強していた!)、最近は口論を極力避けているので、出戻りの身としては、両親に口答えはしていない。
父にはまだ一度もしていない。
母には二度ほどした。
一度は、司祭のF先生に引っ越しの手伝いを頼むということについて「他人様に頼むなんて、ブツブツ。お父さんに頼んだらいいじゃない、くどくど」と言ったので、やんわりと「大丈夫だから」と言ったら、さらに色々言ってきたので
「まりこは、F先生に手伝ってもらいたいの!」
と、出戻ってから初めて口答えした。
そしたら母は父にチクリに行ったのですが、父は事情がよく飲み込めなかったのか、いいんじゃないか、と言ったらしく、母は綺麗な和紙の封筒に1万円を入れて、司祭様にお母さんからと言って渡しなさい。と言ってくれました(もちろんF先生はご自分のポケットに入れたりせず、献金に回りました)。
結果、F先生に手伝って頂いて大成功。
75歳の年寄りを待たせているよりも、人助け精神おう盛の45歳の司祭様に頼むのとでは、効率さが断然違います。
事実、食器は全然梱包していなかったので、それをお見通しのF先生は「一旦家に戻るから、めどがついてたら連絡して」と帰られたので、私はあたふたせず、荷造りをすることができたのでした。
もうひとつは今朝のことなのですが、母が「本気でダイエットしないとダメだと思うから(もちろん私が、です)、病院にかかったら?」と言い出したので、これはすぐに
「ダイエットで病院にかかるとしたら、入院して徹底的に管理された食事だけを何ヶ月も食べないと効果は出ない。ダイエットのやり方はわかっている。ただそれを実践できないだけ(いばれることか?)。食事指導だけを受けに行くのはお金のムダ」
と言ったら、ぐうの音も出なかったようです。
だって、具合悪くて、さっさと切り上げたかったんですもん。
金持ちじゃないけど、けんかはキライなんです。