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私の母はフェニックス

母が美容と健康に良いお茶を送ってくれたので、お礼の電話をしました。

そしたら、心なしか元気がない。

聞けば、昨日、楽しみにしていた公民館のパソコン教室に行ってきたそうなのです。
案の定、Macは母ひとりで、でも、Winマシンでも10年ぐらい前のを持ってきた人もいたりして、インストラクタの方の手に負えなかったみたいです。
母が質問すると「後で」と言われ、生徒数は10数名だったそうですが、全員をフォローするのはその人のスキルでは無理だったみたい。
なぜなら、そのインストラクタの方は、ボランティアでやっているちょっとパソコンに詳しいおじさんだったからです。
なんの収穫もなかった、と思い、もう行くのをやめようかと思ったそうですが、Macと違うところを学べるではないか。と思い直し、あと3〜4回行っても行く価値がないと判断したら行くのをやめると言ってました。

さらに聞くと、習うのはエクセルらしいので、
「ああ、それだったら大丈夫。WindowsでもMacでも、エクセルは同じなんだよ」と言ったら、
「うん、そうみたいだね。だから、今エクセルやってるの。わからないところを書き出してからまいちゃん(私のこと)に聞こうと思って。」
ですと。
そして「どんどんいじらないと、前に進めないよね。壊れたりしないでしょ?」
と、一番私が伝えたかったことをすでに母は悟っていました。
ターミナルでバシバシとデタラメなコマンドを打ち込まない限りは、システムがおかしくなることはないでしょう。現在の母のスキルでは。

多分、公民館の事務の人は、エクセルはMacでもWindowsでも同じということを知っていたのでしょう。だから、Macでも大丈夫と母に回答したのだと思いますが、教える人のレベルが残念レベルだったということでしょう。

ローマ字入力は、日夜せっせと練習に励んでいて慣れてきたと言ってました。

そう言えば、先週行ったとき「北海道、患者、・・・・」と、意味不明な熟語がどっさりと書いてある紙を夫が見つけ「お母さんは、漢字の書き取りでもやってるのかな?」と首をひねってましたが、思えば、あれは母が自分でつくったローマ字入力テキストだったのでしょう。

改めて、母の向学心、ポジティブシンキング、努力する才能に感嘆しました。

なぜ、こんな素晴らしい母から、私のようなボンクラが生まれたのか残念でなりません。