昨日、いのちゃんのお母さんから電話を頂きました。
先月、いのちゃんの遺品であるMacを初期化して欲しいとお願いされていたのです。
いのちゃんのいとこさんが欲しがっているのであげることにしたそうなのです。
そんなのお安いご用だけど、いのちゃんが残した日記をぜひ読んでもらいたかったので、なんとかバックアップできないものか、と思いました。
そしたら、HDDをまるっとコピーしなくても、ホームフォルダの中のユーザデータをCD-Rにコピーすれば大丈夫、と夫が教えてくれたので、風邪が治ったらメディアを持ってお伺いしようと思っていたのです。
しかし私の風邪はご存知のとおり一向に治らず、私も気がかりで焦っていました。
そしたら、いとこさんは待ちきれなくて「このままでいい」と持っていってしまったそうなのです。
ええ〜と思いましたが、お母さんは「悲しくて、どうせ死ぬまで読めないから」とおっしゃるのです。
うーん。
よそのご家庭のことに必要以上に口出しできないなーと思って「そうですか」と答えました。
「だから、まりこさんにお願いしていたけれど、もういいのよって言おうと思って電話したの」とおっしゃいました。
そして話題は変わり、哲也さんが新刊をいのちゃんの墓前に、と送ってくれたという話になりました。
それで、30日にライブがあるから、お礼を持って行きたいの。お酒が好きって聞いたけど、何がいいかしら?と聞かれたので、日本酒がいいですかねえ、と答え、まりこさん何かいいのご存知?と聞かれたので、そんなに詳しくはないけれど有名なお酒なら少し知ってるので、ちょっと調べてご連絡します。と電話を一旦切りました。
で、哲也さんのサイトを見てみたら、日記にいきなり
「断酒49日目」
ありゃりゃ。
なので、楽天で松茸とかいろいろ探した中に、手ごろな佃煮の詰め合わせお試しセットというのを見つけたので、電話をかけました。
お母さんも「あら、それいいわね」とおっしゃってくださったので、代引きでいのちゃん宅宛てに届くように私が注文しておく、ということに落ち着きました。
よかった、と思ったら、お母さんはこう言ったのです。
「ライブの当日は、私、乗り継ぎとかよくわからないので、どこかで待ち合わせしてくださらない?」
へっ?
ライブ、私も行くの?
という言葉を、あまりにもびっくりしたので飲み込んでしまい、調子よく話を合わせてしまいました。
きっと、30日にライブがある、お礼を持って行きたい、と伝えた時点で「まりこさん、一緒に行ってくださらない?」と言うのを忘れたのでしょう。てか、言ったつもりになっちゃったのかも。
うーん。
参ったなあ。
その日は3時半までピラティスがあるのですが、たぶんライブは夜だろうから、間に合うっていえば間に合うのですが、
お金がないよー!
ENEOSの試合観戦は交通費しかかからないことがほとんどですが、ライブハウスとなると、チケットフィーがかかるじゃないですか。
神楽坂までの往復の交通費と、チケットフィー。
6千円はゆうに超えるね。
生活費はなんとかカツカツですが、私の1ヶ月のお小遣いって1万5千円なんですよ。
で、初夏に買ったデジイチのローンが月3,300円、夏は野球観戦に出かけることが多かったのと、写真をプリントしたりしたので家計から前借りしていて、差し引いた来月のお小遣いは6,000円を大幅に下回っているのです(なさけな〜)。
再来月まで前借りする?
どうしよう?
迷いましたが、今晩、正直に話そうと思います。
だって、ない袖は振れないんですもの。
【追記】
みなさん、ご心配おかけしました!
無事解決しました!
今、お電話して、佃煮屋さんが注文確認メールをくれたことと代引きの金額を伝え、正直に「自由になるお金がないんです」と言いました。
そしたら「あらっ!ライブに一緒に行くのはN川さんよ!」とおっしゃったのです。
N川さんとは、生前のいのちゃんが大変親しくしていた哲也さんのファン仲間の方です。
どうやら、電話の相手をN川さんと私とを混同していたみたい。
変にごまかさなくてよかったです。
今、いのちゃんママは大変な状態なのです。
最愛のひとり娘をガンで亡くしたばかりなのに、ご主人が脳梗塞で倒れてしまったそうなのです。
一命はとりとめたそうですが、右半身に麻痺が残り、ご主人は今、懸命にリハビリに励んでおられるそうです。
そりゃ、話してる相手を間違えても無理ないですよね。
夜、ひとりぼっちで寂しいっておっしゃってました。
どうか早く、ママの心もご主人のお体も回復されるよう、お祈りしたいと思います。