昔、アメリカでこういうテレビコマーシャルが流れていたそうです。
スティービー・ワンダーが、「ペプシは本当においしくて最高!」というような台詞を言います。
そして、コカ・コーラをひとくち飲み「うーん、今日のは味がイマイチ」と言うのがオチ。
つまり、ブラインドのスティービーをネタにしているのです。
もちろん、スティービーもその趣旨にのっている訳です。
この話をしてくれたのは、鈴木ひとみさんです。
ひとみさんは、そのとき「障害は個性」とおっしゃっていました。
この言葉が、ハンディキャップを持った方への、私のスタンスを決めたと言えるでしょう。
スティービーのCMが日本で流れなかったのは残念に思います。
日本って、この手の話には過剰に反応しすぎると思うんですよね。また逆に配慮が足りなかったり。
背が低い人が高いところにあるものを取れないときに、代わりに取ってあげる。私は、そんな当たり前のお手伝いをするような接し方ができれば、と思っています。
車いすの男性 トレーラーに6キロ引きずられ、無事 asahi.comより
米ミシガン州で6日、難病の筋ジストロフィーと闘う男性の車いすが後ろから来たトレーラーに引っ掛けられ、そのまま疾走するトレーラーに数キロにわたって引きずられる事故があった。ただ、男性は持っていた飲み物がこぼれただけで、けがはなかった。
米メディアによると、被害者の男性はベンジャミン・カーペンターさん(21)。同州ポーポーで横断歩道を渡っている途中、信号が変わり、前を確認しないまま発進したトレーラーの前方部分に車いすの取っ手を引っ掛けられた。
トレーラーはそのまま加速し、幹線道路を時速80キロで疾走した。約6キロ走ったところで、気付いた警官に停車させられるまで運転手は事故に全く気付いていなかった。
車いすはゴム製の車輪がほとんどすり減っていた以外、無傷だった。カーペンターさんは、警官に「なかなか面白いドライブだった」と語っていたという。
このコメント、やるじゃないですか。
スティービーに通じる頼もしさです。
ちなみに、駐車場の身障者スペースに車を停める健常者は人間のクズだと思っています。
注意できない私はヘタレです。