私たち夫婦の名親になっていただいている、N田さんご夫婦のお宅に、夕飯をご馳走になってきました。
ご主人のN田先生はたいへんな音楽通で、よく夫に手作りのCDをプレゼントしてくださるのです。
ていうか、今は退職されてますが、以前は立教大学の音楽の先生でいらしたのです。
食事会のときによく夫と音楽の話をして盛り上がっていたそうで、ゆっくり話をしたいのでお宅まで遊びに行きたいと申し上げ、今回訪問する運びとなりました。
奥様のひろこさんは、いつもセンスあふれるおいしいお料理を持ってこられる一方で、この私の料理をいつも「とてもおいしいわ」と過大に褒めてくださるのです。とってもやさしい方なのです。
今回は、最近評判のいいオレンジケーキを焼いて持っていきました。
渡したら、ひろこさんは「これは主人が大好きなタイプのケーキだわ!」と喜んでくださいました。
N田先生は、持ってずっしりと重い、食べてもヘヴィなケーキがお好みなのだそうです。
果たして、N田先生、「おお〜、この重さ!」と喜んでらっしゃいました。
「ありあわせのものでつくったのよ〜」と謙遜するひろこさんのお料理は、どれもこれもたいへんおいしかったです。
とくに、じゃがいもと鶏肉をオーブンで焼いた一品は、私のツボにはまって、がつがつと食べてしまいました。
うーん、お酒を飲めないのがツライ〜(笑)
そう、今回は夫に飲んでもらって、私は運転手なのです。
タクシーで往復できるようになったら、思う存分飲みましょう(笑)
くどいようですが、ひろこさんはとても私に優しくて(もちろん他の人にも優しいです)、「まりこさんは、気配りといい、お料理の腕といい、言葉遣いといい、申し分ないわ」と、ほめちぎってくれます。実の母より甘いかも(笑)
音楽の話でも盛り上がりましたが、それよりも夫と私が感嘆したのは、N田先生は数十年来の「テツ」だったという事実です。小学生の頃からだそうで、日本にふたつしか存在しない模型を持ってらっしゃるとか。夫は興奮して「先生、ネットをやってらしたら『神』ですよ!」と、失礼なことを言ってました。
あっという間に楽しい時間は過ぎ、10時頃に「そのアイスを食べ終わったらおいとましようね」と言ったのにも関わらず、なんと深夜の12時近くになってしまいました。
今まで、N田先生は数多くの学生さんをおうちに招待されていたようで、ひろこさんはお客のおもてなしは慣れてらっしゃっるとのことで、「後片づけは、ほんとうにいいのよ」とおっしゃってくださったので、ご厚意に甘えて、食い散らかしたままで帰って来てしまいました。
いや〜、楽しい6時間でした。(そ、そんなに!)