のんちゃんが死んで、みな「かんちゃんはさびしがっているでしょう」と気遣ってくれる。
いやいや。
天に召された翌日は、寝かされているのんちゃんにチュウをしたり、寄り添って寝たり、当然ですが「死んでいる」ということがわかっていませんでした(なにせ、畜生ですから)。
そして、居なくなった後は「あれ?そういえば、あの女の子、どうしちゃったのかな?」と、心なしか不思議そうに見えました(あくまでも『見えた』だけ)。
そして「あれっ!?僕って、もしかして、ひとりっ子?」と気づいてからは、かんちゃんの脳からは「遠慮」という単語が消えました。
あれですよ、中国のひとりっ子政策の弊害の小皇帝。
ご飯を食べてると、以前より接近するし、しつこいし、散歩に行っても引っ張るし、もう、我が物顔ですよ。
のんちゃんが死んで、生き生きしてるって、どうよ!?(涙)
犬が1匹になって、散歩もラクになるかな、と思ったら、逆に大変になりました。
わがまま放題。
いかに、のんちゃんがおとなしくて利口な犬だったか…。
でも、やたら甘えてまとわりついてくる猫を邪険にしたら、実は急性糖尿病にかかっていて(だから本猫も心細かったのでしょう)、2〜3日で急逝してしまい、夫婦で大泣きして大後悔した経験があるので、あまりかんちゃんを邪険にしないよう、心がけたいと思います。
12歳なんですけど、ちょっとおかしいんじゃないかというくらい元気。
2歳と言っても、通用するよ、あの犬。