片づけは苦手ですが、捨て魔です。
公共料金やクレジットカードの請求書は、新しいのが届くと古いのは捨てますし、何かを買い替えたときは、古いものは使えればヤフオク、壊れていれば捨てます。
思い出の品も、眺めるのが飽きれば捨てます。
それで後悔したことは、ありません。と言いたいところですが、ひとつだけあるのです。後悔したものが。
それは「Kissした!?SMAP」というテレビ番組を録画したビデオテープ。
SMAP×SMAPをもっとチープにしたような(というか、スマスマがKissした!?SMAPを豪華にしたような)楽しい番組でした。
スマスマと大きく違うのは、ジャニーズジュニアが出ていたところでしょうか。
ジュニアの中で一番印象に残っているのは、嵐の二宮くんです。ローティーンかミドルティーンぐらいだったかな?
あの頃のニノは、現在のニノからは想像もつかない、かったるい少年でした。
全然愛想がないし、コメントもなげやりで、ほんと、ひとことで言うと「やる気がぜんぜんない」
逆にそれが目立ってしまって(作戦だったのか?)、私と夫は「今週はどんなやる気のなさを見せてくれるのか!?」と楽しみにしていました。
そして番組が最終回を迎え、のちにビデオテープの整理をした私は「もう観ないから」と、そのお宝ビデオ(今思えばね)をごっそり捨ててしまったのです。
数年後、ニノは嵐というユニットのメンバーとしてデビューし、さわやかな笑顔が似合うアイドルに大変貌してしまい、私と夫はがっかりしました。
ああ、あのやる気のないニノをもう一度観たい。
捨てて後悔したものは、これだけです。
なんて平和なんだ!
1月
24