最近、お友達が出産したので、つらつら思ったことを書こうと思います。
うちは、自分たちの意志でもってこどもをつくっていません。
そのくせ私は、夫婦はこどもを持った方がいいと思っています。
だから出産の話を聞けば、心から祝福します。
はい、勝手です。
私は、こども受けがいいし、こどものあしらいにも長けていますが、本音をいうと、そんなにこどもが好きって訳じゃないのです。
他人事だからかもしれませんが、出産・育児の話が好きで、内田春菊さんの「ワタハン」シリーズは全巻持っています。
ほんとに勝手な…。
そんな私の心がゆらぐとき。
それは、よしもとばななさんのエッセイを読むとき。
彼女は男の子を出産しています。
そして、彼女のお父上は、その男の子(つまりお孫さん)にメロメロなんだそうです。
あの吉本隆明氏が!?
おそろしいほど頭の切れるインテリの吉本隆明氏が!?
孫にメロメロですって!?
ふむ。
だったら、私のお父さんなんかは…。
と想像するのです。
私の両親には、孫がひとりもいません。
3人もこどもがいるのに。
私の妹もこどもを持たない人生を選択したし、弟はてんでもてなくて独身なので。
孫の顔を見せてあげたいなぁ。としみじみ思います。
でもそのためにこどもを産むっていうのは、間違ってるとわかっています。
夫のふたりの兄はこどもをもっているので、夫の両親には孫がいるのですが、末っ子の夫のこどもは、両親にとって格別のような気がします。
だけど。
ぜんぜん欲しくないんだよ〜う!
幸い、私の両親からも夫の両親からもただの一度も「こどもは?」と言われたことがないので(ほんとに)、助かっていますが。
そういえば、民主党の公約に「子育て支援」があるそうですが、そのための予算を確保するために、こどもがいない世帯から増税するそうですね。
うちみたいに「あえてつくっていない」夫婦は納得できますが、こどもがほしくてできないご夫婦、しかも高額な不妊治療をされているご夫婦から増税って、ひどいと思います。傷口に塩をすりこむみたいな。
ちなみに、たまたま買ったムックに吉本隆明氏の論文が載っていたので読んでみたら、あまりにも難解でただの1行も理解できませんでした。
ああ、バカってツライ…。