太り過ぎと、冷たい飲み物を好むことを指摘されるのが、一番うんざりした。
死にたくなるくらいに。
私の命よりも、サイレンを鳴らして家に来る救急車に、近所の目を気にする母。
やっぱり私はごくつぶしだ。
まず、否定から始まるんだから、存在を否定していることになるんだろうな。
先日、救急車を呼んだときと次の日の医療費を払っていないような気がする。
きっと気にしているだろう。
「買い物依存症」
「ネット中毒」
こう決めつけられたときは、ほんとうに傷ついたなあ。
なんとか、多額のお金を残してこの世を去る方法はないだろうか?
そうだ、私は囚人なんだなあ、と思う。
罪を犯した人間に対する姿勢なんて、こんなもんだよね。
信頼をまったく失ったんだから。
もう、私には味方はいない。
今まで「死んでお詫びを」と言えたのは、生命保険の死亡保険金がおりるかもしれないからだった。
でも、今は、ただのひとつも生命保険に入っていないので、死んでもただ食いぶちがひとり減るだけだ。
火葬費用もかかってしまう。
それに「死んでお詫びを」というよりも、積極的に死にたい。
もう、生きていたくない。
精神安定剤は、あっという間になくなってしまう。
もう、私には味方は犬猫しかいない。
私は、ごくつぶしだ。
家の恥だ。
忠告はすべてストレスにつながる。
反論すればいいのかもしれないが、口論する気力もないので、体にサインが出る。
あ!
自動車保険という手があったか。
これなら、死ねば多額の保険金がおりる。
これが私にとっての最後の砦だ。
もう、限界は近づいているのだろうか。