今日書こうと思ったことについて、躊躇しなかったと言えばウソになります。
昔からの知りあいは全員知ってることだし、新しく知りあった人には、頃合いを見計らって、カミングアウトしています。
私が野球ファンになったきっかけは、斎藤佑樹くんです。
2006年夏のある日曜日、外出から戻ったら、夫がニュースをチェックし、
「へえー、高校野球の決勝、引き分け再試合だって」
と言ったのです。
再試合は翌日の月曜に行われると聞いて、興味をひかれたので観ることにしたのです。
その日から、私の生活が一変しました。
今までプロ野球にも高校野球にも興味がなかった、新米野球ファンが誕生したのです。
輝け!甲子園の星を買い、斎藤佑樹パーフェクトブックは2冊買いました。
両面ポスターが付録だったので、両面貼るには2冊買わなければならなかったのです。
ネットでファン仲間ができました。
交流はネットの上だけでしたけど、楽しかった。
斎藤くんは早稲田大学に進学し、それを機に私はブログツールをiBlogからWordPressに変えました。
早慶戦。
斎藤くんが卒業するまでに、1度ぐらい観られたらいいなあ、なんて思っていたら、mixiで知りあったmikiちゃんに神宮球場に一緒に行ってもらえることになりました。
神宮球場に斎藤くんを観に行くなんて、夢だと思ってました。
そして、秋季リーグにはひとりで行けるようになってました。
そしてある夜、私はなぜか、慶應の主将の宮田泰成くんの夢をみたのです。
自分でも不思議でたまりませんでしたが、神宮球場で彼の姿を追うようになりました。
秋季リーグは早稲田が優勝し、ベンチに戻る宮田くんは泣いていました(DVDで観た)。
そして「日中大学交流戦」という試合があり、斎藤くんも宮田くんも選抜されていました。
もちろん私は観に行くことにしたのですが、mikiちゃんは午前中仕事。
なので「並んで私がmikiちゃんの分も席を取っておくよ」ということになり、朝早くから、開場を待つ列に並んでいました。
すると、前に並んでいた若くて可愛い女の子が、振り向いてこう聞いたのです。
「誰が好きなんですか?」
う。
斎藤くんと答えるべきか、宮田くんと答えるべきか。
「慶應の宮田くんです」
ここで、私の生活がまた変わることになりました。
Lisaちゃん、イセさんという、新しい友達ができました。
mixiの宮田くんコミュに入ったはいいけど、書き込みをしたら、私のページがばれてしまう。早稲田一色の私のページを訪れた人は、なんだ?と思うだろう。
しばらくは、沈黙していました。
が、決心しました。
壁に貼ってある斎藤くんのポスターは全部はがし、早稲田のプレイヤーのコミュは全部退会し、満を持して宮田くんコミュで自己紹介をしたのです。
そして、宮田くんファンの友達ができました。
バンキーちゃんは、心の友です。
バレンタインズデイには、宮田くんに直接プレゼントを渡し、マイミクになってもらえました。
宮田くんは慶應義塾大学を卒業し、新日本石油ENEOSで社会人野球の世界に入りました。
以来、ずっとENEOSを応援しています。
宮田くんが入ったチームだから応援してたけど、今ではENEOS全員のファンです。
斎藤くんを好きになったから、360°モンキーズが好きになり(あの野球ネタが)、太田プロライブに1年通いました。
それまでそんなに興味がなかったお笑いの世界が大好きになりました。
父の母校の野球部を応援するようになり、父と楽しい時間を過ごすようになりました。
(なぜ自分の母校でないかというと、女子高だから)
斎藤くんを好きになったから、宮田くんという存在を知りました。
宮田くんにまでご丁寧に「今まで斎藤くんのファンでした」と告白した私は、たぶん大馬鹿野郎です。
そして、今度はカメラという新しい世界に足を踏み入れました。
斎藤くんは、私に「野球」という楽しみだけでなく、他にもたくさんの素晴らしい人・ものとの出逢いをつくってくれました。
彼は、永遠に私の原点です。