クリスチャンの私がこういうこと言うのもナンですが、神様はどうやら少し、おっちょこちょいなのでは?とときどき思う。
今日、いのちゃんに逢いに行った。
いのちゃんは、末期の肺がんを患っている。
本人はもちろん、家族にも喫煙者がいないのに、肺がんにかかってしまったのだ。
夕べ、いのちゃんと学園祭に行って楽しんでいる夢をみたので、胸騒ぎがして、朝一番でおうちに電話をかけてみたら、最悪の状況になっていた。
他人のプライバシーに関わるので、あまり詳しくは書けない。
お医者さまが「逢わせたい人がいるなら、逢わせてあげてください」と言ったと書けば、察しがつくでしょう。
お母さんがいのちゃんに「逢いたい人はいる?」と聞くと「ううん」と首を振るという。
お母さんは「なるべくたくさんの人に逢ってもらいたいのに」と涙ぐんだので、私は「私は逢いたいです。今から行きます」と、無理矢理押しかけてしまった(ここで私の強引な性格が出てますね(苦笑))。
そしたらいのちゃんは、私の顔をみて、もうほとんど口がきけないのに
「ごめんね」
と言ったのだ。
やっぱり、気を遣っていたのだ、彼女は。
そんな、命のぎりぎりのところで人の立場を思いやる彼女を、どうしてこんなに早く、神様は天に召そうとしているのだろう?
でも、いいことがひとつだけあった。
私が押しかけたことで(と思う)、いのちゃんの心のかせが外れたみたいで、小学校来の親友や、大ファンの明川哲也さんに逢いたいと意思表示したのだ。
哲也さん、お仕事がお忙しいと思うけど、どうかいのちゃんに逢いに行ってあげてください。
と、メールを書いた。
それしか私にできることはない。
祈ること以外に。
哲也さん、ファン用のメアドを公開してくれててありがとう。